【悲報】呪いが足りない件【ドミニオン】

呪い

呪いが足りない田中

呪いが足りなくなった経験、ありませんか?

ドミニオンはDominion Onlineやアプリ版の登場により、すっかりオンライン環境での対戦が流行しています。
一方で、名作ボードゲームとして多くの愛好家が所有していたりボドゲカフェに置かれる定番タイトルであったりと、物理カードで遊ぶ機会もまだまだ少なくないでしょう。
そんな中で……

検索結果が物語るように、「魔女で呪いを撒き合っていて、呪いの残り山札になぜか端数が出てしまう」事態はしばしば耳にします。
ルール上4人戦では30枚、3人戦では20枚、2人戦では10枚と、(プレイヤー人数-1)×10枚の呪いをゲームで使用します。つまりどの人数で遊ぶ場合も、本来は魔女を計10回打った時点で呪いの山札が枯れるルールとなっています。
堀などで防がない限り、必ずぴったりで撒き切ることになる……はずだったのになんで端数が!?という問題が起きているようです。

こういった事態を防止するために、どのような対策をすべきでしょうか。
私が実践している対策を2つ紹介します。

対策① 魔女をプレイした人が自ら配る

全てのアタックカードに共通して言えることですが、アタックカードを打った側のプレイヤーが責任を持ってダメージを与えたことを確認すべきです。

ドミニオンはゲーム中に忙しないシャッフルが行われるなど、様々な要因により他人の動向を注視し続けられるわけではありません。非ターンプレイヤーがターンプレイヤーの動向に気付かないことはままある*1ため、魔女を打たれたことに気付かず自然と呪いをもらいそびれてしまうことも発生し得るでしょう。

そこで、魔女を使用したプレイヤー自身が、他のプレイヤー全員の手元に呪いを配るようにします。
他のプレイヤーがシャッフルの最中だろうとなんだろうと、その作業が終わった直後に気付けるよう、魔女の効果を処理する時点でそれぞれの手元に呪いカードを置きます。

ドミニオンで他のプレイヤーの捨て札置き場がどこに位置するのか判別するのは困難*2*3ですが、わざわざ相手の捨て札置き場の位置を把握する必要はありません。
配る呪いは、相手のプレイエリアに置いておけば十分でしょう。
カードをプレイする場所に置かれていればどう転んでも気付いてもらえます。

対策② 3枚ずつ並べて置いておく

写真の通りです。

4人戦では「呪いを3枚撒く魔女」が「10回」使用されます。
それなら「呪い3枚×10セット」で並べておけばいいじゃない!

「3枚1組」の状態で画としてサプライに並ぶため、過不足を毎秒判定しているに等しいです。
魔女が使われる度に「3枚1組」が減るならOK、それ以外で残った端数が見えたなら即座に確認することができます。
最悪全員がどれだけ他人を見ていなくても、次に配ろうとした人が気付くでしょう。そして直近であれば遡って捨て札に差し込めるはずです。
もちろん3人戦でも「呪い2枚×10セット」で同じようにセットアップできます。

常に残数が表示されることで、呪いの配り漏れを限りなく無くすことができます。
単純ながら非常に有効な対策方法です。

また、カード枚数が多かっただ少なかっただとゲーム中に湧いてくる話は、ゲーム開始時にセットアップされた枚数が正しかったことが大前提です。この方法なら開始時の「呪いは30枚」すらも全員へ明示してくれるのでその観点でも優秀ですね。

テーブルのスペースを少しばかり使いますが、昨今のドミニオンがサプライ外のカードを大量に使うことを鑑みれば誤差です。これで文句を言われちゃあトラベラーも使えませんよ!
まぁ真面目に回答すると、呪いはゲームが進捗するにつれて減るので全く問題ないです。各プレイヤーがプレイエリアの面積を大きく使うようになるに頃には呪いも捌けているはずです。
開始時の見栄えについては若干不格好に感じるかもしれませんが、大きなメリットに比べれば些細なことです!(ゴリ押し)

まとめ

対策①は意識付けでしかありませんが、ゲーム上で損をしない意味でも意識して実践しておくに越したことはないでしょう。
対策②は具体的な解決策であり、これによって本件(呪い残枚数の整合性が取れない)の問題はまず起きなくなるのでオススメです。

ドミニオンに慣れていない人や、逆に普段オンラインに慣れている人ほど困った経験があるかもしれません。
しかし今後は、30枚近い呪いがほとんど捌かれてから「どこに抜けがあったんだ?」と騒ぎ立てることはもうありません!
この対策があなたの快適なドミニオンライフに役立てば幸いです。

…… あれ?

いや「n人戦なのに最後の残り呪い枚数がn-1枚にならなくて足りないよ〜💦」だと勝手に受け取っていたけど、それだと正確には「呪いが余った(not足りない)」になると思うので、実際には「ウホォ〜呪い配り足んねぇ❗️❗️❗️👊👊👊」というめちゃくちゃ好戦的な奴が全国的に大量にいるのかもしれない。

*1:本来のルールでは、当然ながらターンプレイヤーAのクリーンアップフェイズが完了してから、次のプレイヤーBのターンに移行します。しかし現実的には何のインタラクションも無く何の参照情報も更新されない手札引き直し処理を何もせずただ待つなんてことはなく、プレイヤーAの購入が終わった段階でプレイヤーBがターン開始しカードを使い始めるのが一般的でしょう。プレイヤーごとのターン所要時間に差がある状態では、「クリーンアップ処理を終えて手札を構えたらすでに自分の手番だった」なんてのはよくあることです。

*2:TCGにおける推奨プレイマットのようなものも無く、遊ぶ個人個人で捨て札の位置が異なるため。

*3:デッキがそのプレイヤーに対して左右どちらに置かれるのか、更に捨て札はそのデッキの対称となる左右反対側なのかそれとも同じ側の真横なのか、真横ならにデッキに対して内側か外側か…とパターンが多く、しっくりくる配置は個人ごとにてんでバラバラ。それもシャッフル直後ともなれば捨て札が空の状態であるため見て判別できるものではない。